インプラント治療を行なっている歯医者・歯科医院

インプラント治療を行なっている歯科医・医院はかなり少数派ですのでインプラント治療を受けたい場合は、自分で探さなければなりません。実際、地元にインプラント歯科医がいない患者は遠距離通院で治療を受けることになります。治療終了までには10回は行き来を繰り返すことになります。

インプラント歯医者・歯科医院で技術に差がある

インプラント専門医と言っても技術は歯科医によって大きな違いがあるということを覚えておきましょう。
 ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら部分入れば」をしましょうと勧められるかもしれません。
そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った専門医もいれば、インプラントを埋めた後に骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持つ専門医もいるなど、インプラント専門医間での技術レベルに差があるからです。

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インプラント認定医とは

 インプラント専門医を探している時に「認定医」という言葉が目に止まりますが、これは厚生労働省認可の特定の学会が認定した資格を指すものです。公的資格としての認定医制度はまだなく、今後の課題となっています。
 ただ、あまりにも問題の多い歯科医の場合には医師会から脱会勧告みたいなものもあり、それなりの目安にはなります。
 

インプラント歯医者・歯科医院の選び方

 まず何よりも、より多くの患者さんを治療してきた実績があるところを選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で公表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつになります。 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを終了」と書いてあればポイントも高いです。
 日本の歯科大学でインプラント技術は特別に専攻学科のようなものを設けて学ばれる部類のものではなかったのですが、2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきましたので、そのうち経歴欄で見られることにもなるでしょう。インプラント治療で利益を追求したいという若手の歯科医も増えています。
 また、歯科医の技術を見る基準としては、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。さらに歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っていることが多いです。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。東京のようにインプラント歯科医が多い地域は安心できますね。

ネットや雑誌の『評判の歯医者・歯科医院』の口コミやランキングみたいなものって頼っていいの? 

雑誌やネットで『評判の名医100選ランキング』みたいなものをよく見かけますが、ああいうものの中には、歯医者・歯科医院側が雑誌編集部やネット管理側に掲載料金を支払っている場合もあり、ただの商業宣伝にすぎないことも多いです。実際に顔の見える口コミでないと、なかなか信頼は難しいのではないでしょうか。とりあえずまずは、親戚や友達、同僚づてで実際に治療を受けた人を探してみることから始めるのが基本かと思います。
 

良いインプラント専門歯科を見分ける判断材料

自分でみつけたインプラント専門歯科医院が大丈夫そうか見分ける判断材料になるようなものをいくつか挙げておきます。
  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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安いインプラント

安いインプラントについてのお話。
 健康保険適用外の医療行為であるインプラント治療ですが、費用は歯一本あたり30万円程度が相場になります。

 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。
大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。

そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を10万円として計算すると、患者さんに請求する額は30万円~40万円となります。
ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安いインプラントの部類に入るということです。
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安すぎるインプラントには訳があるかも?

 時々10万円台でインプラント治療をしている歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるインプラントは素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカーを教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。
 さらに、上部構造(人工歯)の技工料もコストとして入ってきます。

安いインプラントの裏に手抜きはないかチェック

  • 安いインプラント素材は信頼ができる製造元のものか?
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。使い捨ての道具を袋から開封してるか。
  • 治療室の衛生はよさそうか。衛生対策の手術室があれば尚よし
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
  • 歯科助手に治療をさせていないか(これは論外。アウト)

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インプラント治療は無痛なの?

 歯のインプラント治療は無痛とはいきませんが、切開してドリルを入れる手術時には局所麻酔を行うため、手術中は無痛です。

手術後は無痛とはいきません。麻酔が切れてくるため、じわじわ痛く感じるようになります。
埋め込んだインプラントの数や個人の感じ方は人それぞれですが、痛くて眠れないほどになることは無いと思います。

親知らずを抜く手術を経験された方は多いと思いますが、ちょうど同じような痛みや経過をたどることになります。

麻酔の注射でチクリ→手術後に麻酔が切れてきて歯肉を切開した部分がジンジンと腫れるような痛み→抜歯時に場合によってはチクリと痛みます。
抜歯の痛みが怖いのなら局所麻酔をお願いすればいいでしょう。

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 手術後の一週間は、腫れや、鈍い痛みを感じることがあります。歯肉を切開した後の痛みは痛み止め(鎮静剤)を飲んで対処しますが、人によっては全く痛み止めを飲むことないまま痛みが消えるまで数日待つ方も多いです。
 また、腫れの痛みを和らげるには、濡れたタオルなどで冷やすことも有効です。

インプラント手術は無痛 - 局所麻酔

 インプラント手術を無痛で乗り切るために局所麻酔をする場面は、
「2回法」の術式・・・インプラントを埋める1回目の手術と2回目の手術の2回
「1回法」の術式・・・インプラントを埋める時の1回だけ

 では、「2回法」の術式の手術の流れと局所麻酔を利用する場面を見てみます。
 1回目のインプラント体を埋め込む手術は20分ほどで作業が行われます。歯肉の切開と歯槽骨のドリル穴あけの前に局所麻酔を行います。局所麻酔は治療する部分の近くの歯肉に麻酔注射を打ち、周辺を麻痺させる方法です。麻酔の効果は個人差がありますが1時間~2時間程度持続します。手術が終わり、帰宅するころに少しずつ痛みを感じるようになります。
 歯肉を切開した部分は1~2週間後に抜糸を行いますが、その時は基本的に麻酔はしません。糸を抜くときに、チクッと痛むことがありますが数秒の我慢です。
 2回法の場合は、2回目の手術でも1回目と同じ箇所をもう一度切開しますので、そこでも局所麻酔で対処します。2回目の切開では、アバットメントを装着後に糸で縫合するかどうかは歯科医によると思います。

インプラント手術 心の無痛 - 鎮静法

 局所麻酔は普通の歯医者で最もよく使われる麻酔方法ですが、その他に治療中の不安や恐怖を和らげるために鎮静法というものがあります。
 鎮静法は人工的に浅い睡眠状態を作り出す方法です。鎮静法自体に鎮痛効果はないので、局所麻酔との併用で使用します。
 笑気ガス吸入鎮静法は低濃度の亜酸化窒素のガスを鼻から吸入する方法で、重い呼吸系疾患がある人以外は使用できます。甘い香りがし、副作用も殆ど無く、吸入が終わればすぐに回復できて安全です。
 静脈鎮静法は、モニターで血圧・脈拍・酸素量などを管理しながら静脈に点滴を打って鎮静剤を入れていく方法です。笑気ガスよりも鎮静作用が強く、治療中の記憶は忘れてしまいます。

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インプラントの失敗例

 インプラントの失敗例には「前歯の見かけが悪い」というような審美性の問題から、細菌感染で骨との結合が上手くいかなくてやり直す例や、手術の事故で神経に後遺症が残ってしまうようなケースまで様々です。

 インプラント治療はルールを厳格に守れば安全性が科学的に確立された治療法です。

世界的には1000万人以上の患者で成功率99%以上とされていますが、人間のやることに完璧はありません。

100%にできない裏側で訴訟にまで持ち込まれる事故なども起きています。

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インプラント手術中の失敗例

インプラントを埋め込む外科手術での失敗例です。
  • 下顎の神経損傷の事故
  • 上顎洞や鼻腔の事故
  • 血管損傷による出血事故
  • 骨のやけど

下顎の神経損傷の事故
 下顎の神経損傷の事故ですが、インプラント手術中に起こる事故で特に多いがこれです。CT(コンピューター・トモグラフィー)を使って骨の形状や神経の位置がわかるようになったため、神経損傷の事故は以前よりも大幅に減ったものの、今でも多い事故です。下顎骨中の神経は知覚神経であり、運動神経ではありませんので、顎が動かなかったり、筋肉が引きつったりするようなことはありませんが、麻酔をしたときのような神経麻痺が常にあります。
 万が一に神経の損傷が起きてしまった場合、ビタミンや薬物投与による治療を行って対処します。どこまで回復できるかは個人差によります。ただし、神経を完全に切断してしまった場合は回復不可能になってしまいます。

上顎洞や鼻腔の事故
 上顎洞の損傷による蓄膿症や、鼻腔の損傷による大量出血の事故があります。これらはインプラントの事故の中でもそれほど起きる部類ではありません。

血管損傷による出血事故 血管損傷による出血事故は、大きなものは動脈や舌の根元にある大きな血管を損傷してしまったりと、ドリルの操作を誤まることで起きます。また、脳梗塞の薬のように血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、治療中の止血が止めにくくなることがあります。このような患者は一時的に薬を止める必要があります。対処が遅れると危険なケースです。

骨のやけど
 骨の細胞は温度が5度上がると死んでしまうため、手術でドリルを使う際は、生理食塩水をかけて冷却しながら行います。それがうまくできていないと、骨が死んでしまうため、インプラント体の結合が上手くいかなってしまいます。そうなった場合はインプラント体を引きぬき、骨の再生を待って再度手術を行うことになります。

インプラント手術後にわかる失敗例

 まずはインプラントの失敗例で代表的ものでもある細菌感染です。インプラント体を埋める手術が終わった後、細菌感染で安定期間を無事に乗りきれなかったというケースになります。
  • インプラント体がグラグラする
  • 周囲から膿が出てくる。腫れが続く。痛い。
これらはインプラント体を埋め込む手術が失敗していた可能性が高いです。こうなると骨との結合もうまくいかなくなるので、インプラント体を除去しなければならない場合が多いです。安定期間を無事に乗りきれればインプラント治療の成功は目前なのですが、こうなってしまうこともあるのです。

インプラント治療終了後に「失敗ではないか?」と思われる症状

 次は、安定期間を無事に過ぎ、アバットメントをはめて人工歯を付けた後のトラブルです。
 インプラント治療は、人工歯根を埋め込む手術と安定期間を無事に経過すればほぼ成功と言われており、この段階から起きた出来事は失敗と言えるもかどうかどうかは微妙です。

インプラント咬み合わせが失敗?

  • 舌やほおに当たる
  • よく噛めない
  • 人工歯がグラグラする
これらは対処が可能で、調整の範囲内でもあり、失敗のうちに入るかは微妙です。

インプラントの外観の失敗?

  • 人工歯の色調や形の不調和
  • 歯肉が痩せて、インプラント体の金属部分が露出
  • インプラント体が斜めに埋まっており、前歯が出っ歯になってしまった
 これらは治療の範囲に含まれない場合もあり、もともとインプラントの審美性には限界があるということです。
 ただし、ある程度の審美性が保たれることはインプラント成功条件の一つです。あまりにも見かけに問題があるようなら失敗として扱ってもらえるのかどうか、患者としては訴えたいところです。  
 前歯の見かけの悪さでトラブルが多いようなので、審美性において万が一の時はどこまで対応してくれるのか、保証制度的なものはあるのか事前によく聞いておく必要があります。

インプラント治療の失敗というより衛生管理の失敗

  • 痛い・腫れる・膿が出る
安定期間を無事に過ごして、人工歯を付けた後にこれらの症状がでるとしたら、衛生管理がうまくいっていないということでしょう。自分の歯の手入れに問題があるのかもしれませんし、個人の手入れの限界かもしれません。

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インプラントの寿命の長さ

 インプラントの寿命は10年以上と考えて結構です。複数の調査機関が出している結果をまとめると、5年~20年となっています。
 一番長く使われた例を挙げると、スウェーデンで35年、日本で20年です。
 統計的にはインプラントが10年~15年後に使える状態を維持できている確率は90%~95%と言われています。
 ただし、これはタバコを吸わずに、口内環境が良好で、定期検査やメンテナンスをきちんと行っている場合でのデータです。

インプラントの寿命を決める要因

  • 歯周病・周囲炎・・・日々の患者の衛生管理努力と定期的な診察で対応。
  • 歯医者の腕・・・綺麗に仕上がっていないと、咬み合わせで傾いた方向から負担がかかり歯周病の原因になります。手入れもしにくい場合もあります。また、骨が少ないのに無理してインプラントを埋め込む判断をすると、ここでも咬み合わせの問題が生じます。
  • 素材・・・大手メーカーの正規品ならいいですが、アジアの模倣品で不純物が入った粗悪ものはひび割れの恐れも。

インプラント寿命を引き伸ばすために必要なメンテナンス

 インプラントを20年、30年と維持させるには患者のメンテナンス次第ということになっています。自然の歯と同じで、歯周病が悪化して歯根の周りの骨が溶ければ、インプラントも抜けてしまいます。
 歯科医がメンテナンスの重要性をなんども強調しますが、「インプラントの寿命を長くをもたせることができなかったら、それはあなたのせいです」となることを言いたいのです。
 インプラント患者には歯周病で歯が抜けてインプラントの治療を決める方が多いですが、歯周病を経験してるくらいですから、もともと歯の手入れには昔から問題があるタイプです。
 普通の歯の手入れもまともできなかった人間が、より手間がかかるインプラントの手入れ方法をきちんと実行するには、ある程度の決意が必要です。

インプラントの寿命を伸ばすために定期診断で咬み合わせを

 インプラントの寿命と咬み合わせは咬み合わせのバランスに問題があると、インプラントや周囲の骨に過剰な負担がかかり続けて、最後には割れたり、インプラントが抜ける原因にもなりかねません。
 また、咬み合わせが悪いと斜めからの圧力が加わる分、隙間が開きやすくなり歯周病になりやすい状態になってしまいます。
 咬み合わせの感覚が変わってきたら担当医にみてもらう必要があります。年数回の定期健診でも、口内の衛生状態の他、咬み合わせの検査を行っています。

素材から見たインプラントの寿命

 インプラントの寿命を素材の物理的な耐用年数で見た場合は、インプラント体のチタン自体には劣化は起こりません。ただ、歯の部分の素材がセラミックならば割れたりもしますし、プラスチックのようなものならすり減ったりもします。よって歯の部分(上部構造)は消耗品と考えても良いでしょう。人工歯の部分は簡単に交換可能ですが、もちろん費用がその都度かかってしまいます。

インプラントのデメリット 欠点

 歯のインプラントのデメリット(欠点)で代表的なものを挙げてみます。

  • メンテナンスが大変で、歯周病を防ぐのに努力が必要。自然歯より歯周病菌に弱い
  • 費用が高い。1本30万円~40万円くらいが相場
  • 治療期間最短でもが下顎で5ヶ月・上顎が8ヶ月。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多い。
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メンテナンスのデメリット(欠点)

 インプラントはメンテナンスが大変で、デメリット(欠点)の一つとも言われています。治療後は歯周病を防ぐために今まで以上の努力が必要になります。
 インプラント素材自体は劣化に強いのですが、治療後の歯肉の付き方に問題があります。
 インプラントは自分の歯と比べて、歯と歯肉の隙間ができやすく、歯周病に対してもデリケートになります。
 口の衛生管理は口全体で考えないといけないので、残っている歯に対しても今まで以上に歯周病予防を意識した丁寧な歯磨きが必要とされます。1日1度は10分かけて歯科医院で指導を受けた正しい歯磨き方法を実行する必要があります。普通の歯ブラシ以外にも歯間ブラシなどを使って丁寧に管理していく必要があります。

治療費のデメリット(欠点)

 インプラントの治療費用の高さはデメリット(欠点)としては1番かもれません。
 インプラントを1本植える費用は平均的に見ても30万円~40万円はかかります。
 歯科医がインプラントの歯1本あたりの素材や道具をそろえるだけで20万円から30万円くらいかかります。そこに利益や細々とした費用をのせていくと、30万円~40万円くらいでやっと患者に治療を提供できるというわけです。歯科医によっては最高品質の素材や滅菌処理、設備、技術をそろえて提供しているところもあり、その場合50万円以上でないと元を取れないところもあります。

治療期間のデメリット(欠点)

インプラントの治療期間の長さもデメリット(欠点)の一つです。治療期間最短でもが下顎で5ヶ月・上顎が8ヶ月になります。これはインプラントと骨の完全結合までの期間が長いためです。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多いです。

インプラントのデメリット(欠点)

 歯のインプラントのメリットについて解説します。まずはインプラントや義歯がないと体にどういう影響があるか考えてみます。歯がない状態を放置すると健康面で悪影響が出てくることがわかっています。
  • 歯を失ったまま放置→その周りの歯が傾く→上下の歯の咬み合わせが悪くなる→次第に顎の骨が傾いていく→首の骨にねじれが生じる→ホルモン分泌のバランスが崩れる
  •  噛まなくなる→唾液の分泌が減る→消化吸収の効率が悪くなる→栄養不足
  •  噛まなくなる→全身の血流量が減る→栄養不足

インプラントの他の治療に対するメリット

 歯のインプラント治療のメリットをブリッジや取り外し式の入れ歯やと比較する形で考えてみます。

  • 自分の歯以上の力で噛める。固定されてるため安定性が高い。噛みごたえを感じる事ができる(固定されてない入れ歯の噛む力は自然歯の3分の1以下。噛むと痛みがあることも)
  • 残っている歯に負担をかけない(ブリッジは削ったり、ひっかけたり負担が多い。部分入れ歯もスクラプという留め具で負担をかけます)
  • 異物のある違和感がない(入れ歯の口の中が狭くなる感じる異物感は嫌われています)、
  • 噛んだ時に骨に刺激が伝わるので、骨が退化してやせていくのを防ぐことができ、咬み合わせが長期安定。(入れ歯は顎骨の萎縮とともに何度も調整が必要)
  • 外観が自然(ブリッジは歯肉が減った部分が影に。入れ歯は、スクラプという金具が見えたり、会話中の口の動きが不自然になり話しにくいし、外れることも。取り外す姿もカッコ悪い)
  • 噛むことから脳への刺激をうけることが出来る。偏頭痛や肩こりが治った例も

インプラントは歯が一本もなくても可能

インプラントは顎骨の状態が条件さえ満たしていれば、残存の歯の本数はいくつだろうが関係ありません。歯が一本もない総入れ歯の患者を対象として開発された治療法が「オッセオインテグレーテッド・インプラント」なので安心して治療をうけることができます。
 総インプラントといっても、歯と同じ本数のインプラント体をきっちり埋めこまなくてはならないというわけではありません。ブリッジの手法を組み合わせることで、最低13本のインプラントで全ての歯の分をカバーできます(ボーンアンカードフルブリッジという)。

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インプラントとは インプラントの費用

インプラントとは

 インプラントとは歯科用語では人工歯根のことを指します。広義的には、歯を失った箇所の歯槽骨に穴をあけ、人工の歯を埋め込む治療やその人工歯をインプラントと言います。天然の歯と同じように噛むことが出来るメリットがあり、場合によっては強くかみすぎてしまう弊害も。歯科医療でインプラント矯正と呼ばれるものがありますが、これは矯正器具を骨や歯に埋め込むことで従来の手法よりも早く仕上げる方法です。
 英語のimplant(植え込む)は、医療の用語としては人工物を体に入れること(移植)を指します。
 歯科用語以外では、骨折した骨に人工素材を入れて補強したり、豊胸手術で胸にシリコンを入れることもインプラントといいます。
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インプラントの費用(1本)

 インプラント治療は費用が高額になります。人工歯1本埋め込む料金も相場で30万円~45万円程度と高めです。保険外治療になりますので、価格は歯科医が自由に設定できます。10万円台~60万円台までと様々な値段で営業している歯科医が存在します。
 治療費の金額を記録しておき確定申告で医療費控除を利用しましょう。
インプラントとは-費用

インプラントの治療方法と流れ

歯科インプラント治療の方法と流れを手術手順だけ簡単にまとめてみます。
  1. 局所麻酔後に歯肉切開後に歯槽骨にドリルで穴をあけ、
  2. チタン製の人工歯根素材(インプラント体)を歯槽骨に埋め込み3~6ヶ月待ちます。
  3. 人工歯根の上に人工歯の土台(アバットメント)を装着し、
  4. アバットメントに人工歯冠を被せて治療が完了です。 
  5. インプラント治療
 手術前にはCTスキャンやレントゲンを撮り、骨の厚さや神経の位置を確認します。手術中は局所麻酔で痛みはありませんが、手術後は親知らずの抜歯時と同じような痛みが短期間あります。手術後、口の中が落ち着くまでは、細菌感染が起きないように注意します。 


インプラントのアフターケア

インプラントの治療終了後、年に1~2回は担当医によるアフターケアが必要です。この定期健診では噛み合わせや衛生管理の状態などをチェックします。頻繁に調整が必要になる入れ歯のアフターケアに比べて回数は少なめです。

インプラントと他の治療法との違い

 歯科インプラントは高度で高額な治療であるものの、従来の入れ歯やブリッジにはないメリットが多く、高齢社会にある日本でも注目されている技術です。
 インプラントの他の義歯治療法である「隣の歯を削るブリッジ」や「隣の歯にスクラプという鈎で引っ掛ける可撤式部分入れ歯」は、共に残った歯に負担をかけます。
 インプラントにはその心配がありません。

 

インプラントがお勧めな人

 インプラントは、顎の骨が少なかったり、口の衛生管理が普段からできないタイプの人には向いていませんが、入れ歯の不便さに比べて多くのメリットがあります。インプラントが可能な年齢は骨の成長が止まった20歳~70歳ぐらいまですが、骨の状態によってはそれ以上の年齢でも可能です。
  • きれいな発音・発声が要求される仕事についている人
  • 食事を楽しみたい・固いものも噛みたい人
  • ブリッジや部分入れ歯のスクラプで健康な歯に負担を掛けていると思うと気が重い人
  • ブリッジや部分入れ歯のスクラブで負担をかけている歯が弱り、歯周病で歯を失いかけている人
  • 入れ歯の異物感や年寄り臭さが嫌だという人
  • 事故で歯を失った若い人

歯のインプラントの歴史

 歯のインプラント治療が生まれたきっかけは、スウェーデンの整形外科医ブローネマルク教授の発見でした。
 1952年、教授は骨の成長を見る実験で、うさぎのひざの骨にチタンを植え込みました。しばらく時間がたってからチタンを引き抜こうとしても全く引き抜けなかったのです。
 教授はこの結果を人に応用し、「人の骨にチタンを埋め込むと何カ月後には埋め込んだ時のわずかな骨とチタンの隙間がふさがってチタンが骨に半永久にくっつく」という大発見を導き出したのです。この結合をオッセオインテグレーションと呼ぶようになりました。
 現代の歯のインプラント治療もこの「オッセオインテグレーション」の研究から実験を重ね発展したものです。「上の顎骨は6ヶ月」「下の顎骨は3ヶ月」というチタンとの結合時間を導き出した結果生まれた歯科医療技術になります。
 インプラント治療は今もなお進化を続けています。下顎より成功率の低かった上顎が「タイユナイト」「オッセオタイト」など新しいインプラント素材が開発され、下顎同様に成功率が99%以上になったのも2000年を過ぎてからです。これからも骨結合の向上、骨移植技術の進歩、上部構造の品質向上でインプラント治療技術はさらに進むと考えられます。

日本における歯のインプラント治療の歴史

 インプラントが研究開発途上の時代、コバルト・金・白金・セラミックなどが素材として使われてきました。日本でもセラミックを利用したインプラントが注目されましたが、その臨床成績は決して芳しくなく歯科医の間でもインプラント治療に対する評判もいまいちでした。
 日本でチタンを利用したオッセオインテグレーテッド・インプラントが導入されたのは1983年です。東京医科歯科大学の小宮山氏がブローネマルク教授のもとで3年の学び、スウェーデン留学から技術を持ち帰りました。その優れた技術が認められると、東京医科歯科大学の次には日本歯科大学が続き、現在ではほとんどの歯科大学がオッセオインテグレーテッド・インプラントを導入しています。
 日本は欧米先進国に比べて、インプラント治療に関しては教育が遅れたために、症例はまだ少ないです。インプラント治療を行っている歯科医もかなり少数派です。21世紀になり日本でも各大学でインプラント学科が設置され始め、いよいよ日本でもインプラント治療が普及していく段階になりました。

インプラントに期待できること

 日本では欧米先進国に比べ、歯を悪くしてなくしてもそのまま放置しておく人がほとんどです。
 しかし、厚生労働相の調査では歯が丈夫な人は、歯がない人に比べて毎月1万円治療費を節約している計算になるという調査結果が出たことで、インプラント治療に注目が集まりつつあります。
 もちろん、健康的な人ほど歯も含め体の器官臓器がそれぞれ健康であるということも言えます。しかし、逆に歯を取り戻したら健康を維持できる・取り戻すことができることになるのではないかという論理が成り立ちます。
 実際、インプラントで噛む能力が復活することで大きな健康効果を得ている患者は多いです。

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インプラントの治療費と医療費控除

インプラントの治療費は医療費控除の対象になります。
 医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えると、税金を払う額が小さくなる制度です。
美容整形などでは適用されない歯科インプラントの治療費にもこの制度に適応されます。 

インプラント 医療費控除の計算


医療費控除の金額=(全ての医療費ー10万円)×所得税率

計算式の「全ての医療費」の部分は200万円が上限とされています。
所得税率が高い高額所得者ほど減税額が大きくなるのが特徴です。
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 サラリーマンは税金を源泉徴収で支払っていますが、源泉徴収時の計算には医療費控除分が含まれていません。支払う税金で減額されなかった分は、1月すぎに税務署で申告するとその分を還付金として返してもらえます。
 また、自分の医療費が200万円以下でも、扶養している配偶者や親族のために支払った医療費も自分の家計で支払った医療費として含めて計算できます。
 妻が共働きで家計が独立しており、扶養家族となっていない場合も合算できますが、そこでは注意が必要です。
 もし妻のほうの所得が多い場合は、妻のほうの家計で医療費を合算して医療費控除を利用します。そうすることで、より所得が大きな妻の所得税率を計算に利用できるため、医療費控除の金額が大きくなるのです。
 

インプラント 医療費控除の申告で手続きで用意するもの


    インプラント医療費控除
  1. 医療機関からもらった領収書やレシート。通院にかかった交通費の証明になる物(自家用車で通院した場合の駐車料金・ガソリン代は対象外)。
  2. 源泉徴収票(サラリーマンの場合)
  3. 印鑑
  4. 金融機関の口座番号(還付金入金の先)
 申告していなかった医療費控除は5年前までさかのぼって金額に合算し、申告するとができます。今回申告し忘れた医療費控除分も、次の年度以降に利用できるので、領収書などはきちんと保管しておきましょう。
 また、医療費控除は所得税(国税)に適応される制度ですが、地方税は確定申告で申告した所得をもとに課税されるため、医療費控除で課税対象となる所得を減らせた分だけ地方税も小さくなります。
 つまり、医療費控除を申告することで減額される税金額は、所得税と地方税の減額分を合わせたものとなります。

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インプラント治療の流れ

 インプラント治療の流れをまとめました。
歯科医に足を運んでから、治療が終了するまでです。

治療期間の長さは、5ヶ月から8ヶ月くらいが平均的な目安になります。

虫歯や歯周病など他の治療が必要になったり、本数が多くなると、その分だけ伸びますので、1年以上かかるケースもあります。

治療期間が長いというのが歯のインプラント治療の課題のひとつになります。
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インプラント治療の全体の流れ


コミュニケーション・カウンセリング

骨の精密検査・咬み合わせ検査・健康状態のチェック

1回目の手術(2時間程度:切開してインプラント体を埋め込む作業は20分~1時間ほど)

手術直後のケア(抗生物質手術前日~術後1週間)(痛み止め鎮静剤)(うがい薬)

手術2週間後に抜糸

安定期間(下顎3ヶ月間・上顎6ヶ月間)

2回目の手術(1時間)でインプラント体にアバットメントをつける。
↓(1ヶ月後)
口の中の型どり
↓(上部構造「人工歯冠」をつくる1~2週間)
上部構造(人工歯冠)の取り付け(終了)

年1~2回の定期検査(噛み合わせや衛生管理のチェック)

インプラント治療の流れ① - 骨の精密検査・咬み合わせ検査・健康状態のチェック

歯科医に足を運んでコミュニケーション・カウンセリングが終わったら、次は骨の精密検査をします。レントゲンを撮るなどして、顎の骨に十分な量・厚みがあるか、形はどのようになっているか、神経の位置はどこかなど正確に調べます。さらに咬み合わせの状態をよくチャックをし、この結果を受けて、使用する人工歯根の長さ・種類を決めます。骨再生・骨移植が必要かどうかもここで判断します。
そして、健康状態の問題はないか、持病はないか、麻酔薬や抗生物質への異常反応はないかなど問診をし、治療を受けられるかどうかの最終判断を行います。

インプラント治療の流れ② - 人工歯根を埋め込む手術

インプラント治療の1番の山場がここになります。大掛かりな手術を想像するかもしれませんが、少々難しい親知らずの抜歯手術と同程度と考えて良いです。
 埋め込む作業そのものは20分~1時間程度ですが、手術前と手術後の滅菌消毒の管理を徹底するためにやや時間がかり、全体では2時間ほどで終了し帰宅できるようになります。この手術が終わって後の経過がよければ、インプラント治療はほぼ成功です。
 手術後は手術前日から飲み始めた抗生物質を1週間飲み続けたり、口内衛生に注意を払うなど細菌感染予防に努めます。不快な症状が出たら、遠慮なく歯科医に相談しましょう。

インプラント治療の埋め込み手術の流れ


局所麻酔をします

インプラント体(人工歯根)を埋める箇所の歯肉を横方向に切開し
ます。

歯肉を開いて反転させ、歯槽骨を露出させます

ドリルで歯槽骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込むための穴をあけます

インプラント体を埋め込みます

インプラント体の頭の部分にカバーを装着します

切開した歯肉を閉じて縫合し、インプラント体を完全に覆います

2週間後に抜糸
 

インプラント治療の流れ③ - 2回目の手術で土台を装着

2回目の手術は簡単なものになります。歯肉を切開して、埋まっているインプラントの頭を露出させ、カバーを外します。ここにアバットメントという土台を装着するだけです。これでインプラント治療の外科手術はこれで終わりです。
この後は、上部構造という人工歯の型取りをして作製し、装着して咬み合わせを調整していくことになります。

インプラント治療の流れ④ - 人工歯の型取りと噛み合わせ調整

アバットメントを装着したら、人工歯の作製に取り掛かります。口の型取りをして仮歯を作り、それを装着したら、噛み合わせの具合や外見を確認します。完璧な仮歯が出来るまで何度か通院し、完璧な型ができたらそれを使って上部構造(人工歯冠)を作製します。人工歯を試してみてうまくいったら完成です。

インプラント治療の流れ⑤ - 治療が終わった後

治療が終わった後は、はず最初の1週間後に定期検査があります。その後は1ヶ月・3ヶ月後となり、年1~2回というような流れになります。
 定期検査では、噛み合わせや衛生状態、歯茎の状態などをチェックします。
 また、食後の歯磨きはきちんとする必要があります。

インプラントの治療期間が長期になる理由

 インプラントの治療の流れが長くなってしまうのは、顎の骨と、そこに埋め込んだチタン素材が完全にくっつくまでの時間が長いためです。
 インプラント治療の第一段階である顎の骨に歯の根っこを埋め込む手術が終わったら、下顎の場合は3ヶ月、上顎の場合は6ヶ月の間を安定期間として待たなければなりません。安定期間を経て、顎の骨と埋め込んだチタンを完全にくっつけます。

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インプラントの成功率と安全性は高い

インプラントの成功率

歯のインプラント治療は成功率の高い治療法であることは間違いありません。
 オッセオインテグレーテッド・インプラントの治療を受けた患者数は世界的に見ると1000万人を超えており成功率は99%以上となっています(国際基準では5年以上経過できたものは全て成功にカウントされます)。 
 つまり、難しい外科手術のように、「成功する確率は・・%」と医師が患者に知らせておかなくてはいけないような不安定な手術ではないことは確かです。
 故日本歯科医学会会長関根氏の言葉を紹介します。
 「義歯(入れ歯など)よりも有意性のある治療であり、今や厳密に症例を選択し、基本ルールを厳守すれば成功する、すなわち、科学的に立証され、組み立てられた治療法として確立されています。歯科医師が・・技術を修練させていけば、必ずや患者さんに満足してもらえる」
 

インプラントの安全性

 インプラント治療の安全性は世界で一番厳しいアメリカ歯科医師会の承認を正式にうけています。
 現代のインプラント治療は、長い年月をかけ綿密な研究を重ねた結果完成したもので、患者のケースごとに、どうように治療するのが最善かルールが完成しています。そして、万が一失敗してとしても、それに対する対応手順もすでに確立されています。
 インプラントの素材であるチタンに対しアレルギー反応を起こした例も今のところ報告されていません。
 過去のインプラント発展途上の段階ではセラミックなどを利用していた時期がありました。インプラントは時間が経つに連れて駄目になる当時の不安定なイメージを引きずっている方もいます。
 現代のインプラント手法であるオッセオインテグレーテッド・インプラントは、その厳格な成功基準から、昔のインプラント治療と別物と考えてください。

歯のインプラント治療で成功率や安全性を脅かすのは歯科医の問題

 歯のインプラント治療で成功率や安全性を脅かすのは歯科医の問題だとよく言われます。
 インプラント治療は治療方法や手順を含め、たびたび建設業に例えられます。
 建設業界を震撼させた耐震偽装問題や悪質リフォーム問題は、そのままインプラント業界にも当てはまります。技術や知識を持っているはずの一級建築士がコストのためにルールを破ったり、技術がないのに技術があるかのように宣伝して工事を請け負う業者です。
 本来正しい手順を踏めば成功して当たり前のインプラント治療ですが、その成功率が脅かされる背景には歯科医師自身に問題がある場合が実際に多いのです。

インプラント治療の安全性に影響する例

 インプラント治療がどんなに信頼性が高い治療方法でも、その技術を使う人間に問題があれば安全性は脅かされるのです。歯科医師自身に問題があったがためにトラブルになたケースを見ると、
  • CTやレントゲンで骨の厚さや神経の位置を確認しなかった(→空洞貫通・神経損傷)
  • 骨が足りないのに強引に手術を進めてしまった(→耐久性)
  • 衛生管理の手抜き、素材の使い回し(→細菌感染)
  • 安全性の低い安物素材をあえて利用した(→耐久性・有害物質)
  • 体調不良なのに手術に臨んでしまった(→ドリル操作ミス)
  • 教育や知識、技術が不足してるのに患者獲得にだけは熱心(→欠陥サービス)
  • 問題だらけの歯科医なのに、生活の為に自ら退く様子はない(→とまらない被害拡大)
  • 行き過ぎた過当競争(→サービスの質の低下)
これらのように、本来あるべき手術の正しい手続を守らない歯科医によって、インプラント治療の安全性が低下することが問題になっています。
 最近話題になり問題になっているのは、クレームの常連になっているような悪質な歯科医が現在もなおインプラント治療を続けているケースです。必要な情報が患者に伝わっておらず、一箇所の歯科医院から被害者の拡大はなおも続いているというのです。

インプラントが成功しなかった例

 一般的にインプラントが成功しなかった例で多いのは手術後に感染症にかかってしまうケースです。ただこの場合は、まだ再手術などで対応が可能ですので失敗と言い切れるかどうかはわかりません。
 しかし、失敗後に体の不具合がもとに戻らないケースもあります。
 インプラント治療の失敗で訴訟にまでなったケースを見ると、ドリルの作業時に歯医者の不注意から顎の神経を損傷してしまい、後遺症がのこってしまったというものが多いいようです。
 CTスキャンやレントゲンをきちんととっていなかったというお粗末な例もあれば、実績を多く積んだ評判の医師がいっときの不注意でミスを起こしたケースもあります。
 体を削る手術である以上、リスクはゼロにはできません。
 2007年には手術中のドリルによるミスによって国内で初めての死亡事故も起きました。大きな血管を損傷後に、その後の処置が遅れて患者が死亡したそうです。

インプラント素材の安全性

 インプラント素材の安全性は純チタンを使っている限りゆらぎません。
 チタンが骨と結合する発見がされてから50年以上経ちましたが、純チタンによる人体への影響は今のところ報告されていません。骨への影響もないようです。
 インプラントの素材を長期間入れ続けること自体には心配はないでしょう。
 ただし、歯医者がアジアから輸入したインプラント素材に有害物質が混じっていたという事件もありました。
 さらに、細菌感染防止のために再利用・使い回しが禁止されているインプラント素材の使いまわしをしていた歯科医師がいたことが週刊誌でスクープされています。
 とはいえ、これは信頼できる歯医者であれば必ずクリアできる問題です。医師から説明を受けるときに、どのメーカーのインプラント素材を使うのかは必ず聞き出しましょう。

インプラント手術の安全性

 インプラント手術の安全性は、ルールを厳格に守っているかぎり脅かされることはありません。インプラント手術は少し難しい親知らずの手術のような感じで、あらゆる治療をこなす歯科医にとっては必ずしも難しい手術ではないようです。
 とはいえ、人の手で行うものなので、親知らずの抜歯手術でまれに事故があるようにインプラント手術でも事故が起こる可能性はあります。 
 インプラント手術はトラブルや事故を防ぐための手順が決まっており、しっかりとした治療計画・厳格なルールに沿って進めていけば成功する安全な手術です。衛生管理を徹底した手術が成功すればその後の副作用もほとんどありません。
 インプラントを埋め込む手術は、インプラント治療最大の山場です。この手術を終えてしばらくしても何も異常がなければ、ほとんど成功したと言っていいでしょう。

インプラント手術の安全性をより高める方法

 インプラント手術で医療事故を防ぐためにCTスキャンの画像データを利用することで、より安全に手術を行えるようになりました。
 CTの精度の高い立体映像データをパソコンに取り込み、コンピューターで手術の計画を立てられるようになったのです。
 CTのデータでインプラントを建てる位置、方向、深さなどが確定したら、その正確な情報を手術に利用するためのサージカルテンプレートというマウスピースのような型を作ります。
 サージカルテンプレートを顎にハメることにより、CT診断で決定した位置に向かってより確実にインプラントを埋め込むことができるのです。これで偶発的な事故が起きる確率が確実に減り、インプラント治療自体も綺麗に仕上がることは間違いないでしょう
 このようなCTガイドシステムを導入している歯科医・CT画像を治療に利用する技術を持った歯科医を見つけて治療を受ければ事故予防も確実です。
 実際は、CTスキャンを利用しない一般開業医は多く、レントゲンで十分という意見も多いです。CTスキャンは高額設備なので、歯科医院にはなくても歯科医紹介先の大学病院などでCTデータを取って利用している歯科医もいます。
 大学病院ではCT必ず撮ります。また、大学病院や大きな専門病院では口腔外科、麻酔科、補綴科、放射線科がチームを組んで一人の患者を診るため、一般の開業医よりも心強いです。

インプラントの費用

 インプラントの費用の相場は歯1本30万円~45万円くらいが全国的に見ても一般的な相場です。
治療終了までに多くの人の手が加わるので治療の質を徹底すれば50万円超えてもおかしくありません。

 歯のインプラント治療は、最先端医療であり、国民の最低限の健康を保証する健康保険制度の対象外になる診療です。
国による7割負担もなく治療費が高額になります。

 インプラントから得られる多くのメリットを長期間得られると考えれば、必ずしも高額とは言い切れない分もありますが、短期間で大金が出ていくのは重荷です。
医療費控除による減税分を含めて、治療を受けようかどうか判断をしましょう。


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インプラントの費用は歯科医によって大きく違う

 インプラントの費用は歯科医によって大きく違います。
 インプラントは保険外診療なので治療費は歯科医が自由に決めることができるからです。
 自由だから「うちはしっかり利益を頂きたいから60万円」「うちは薄利でもいいから患者を多く獲得したい」というように経営方針的な要素も価格設定には大きいですが、それ以外にも費用に関わる細かな要因を考えてみます。

インプラントの費用を決める要素

 インプラントの費用を決める要因には、歯科医院側の事情だけでなく、患者の状況も関係してきます
  • 歯科医院がどのメーカーのどのインプラント素材を使っているか
  • 歯科医院の診察方法(CTスキャン・レントゲン)
  • 歯科医院のスタッフ・設備のコスト
  • 歯科医院の滅菌・消毒の対応の度合い
  • 患者に虫歯や歯周病があれば事前に治療が必要になることも
  • 患者の骨量が足りない場合の骨再生や骨移植治療・歯肉整形が必要になることも
  • 患者に対する麻酔の方法(局所麻酔・鎮静法)
 健康保険適用外の医療行為は、価格をいくらにするかは歯科医の自由です。それでも歯科医はボランティアでは無いので利益を出さなければなりません。
 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。そこに、例えば設備の減価償却や人件費・光熱費など諸費用をさらに10万円上乗せして患者さんに請求する額は30万円~40万円となります。ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安い部類に入ると言っていいでしょう。

費用の安いインプラント

 費用の安いことを売りにしたインプラント治療の宣伝をよく見かけます。時々10万円台で治療している歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるのにはインプラント素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。中には粗悪品もあり、安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いもあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカー・製造発注元を教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。

インプラントの費用が安い歯科医の安全性をチェック

  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。道具は滅菌バッグなどに入っているか
  • 治療室の衛生はよさそうか。手術室があれば尚よし
  • インプラント素材はどこのメーカーのものか
  • 歯科助手に治療をさせていないか(これは論外かも)
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
 また、インプラントの見える部分(歯の部分)の見かけを、自然なエナメル質の白い歯にするか、金属製の銀歯で我慢するかでも5万円程度の差があります。白い人工歯が当然入ると思い、安いなと思って治療を受けたら、直前の段階で銀歯だとわかったなんてトラブルもありますで注意しましょう。

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インプラントの専門医

 インプラント専門医と言っても技術は歯科医によって大きな違いがあります。

 インプラント治療を行なっている歯科医・医院はかなり少数派ですのでインプラント治療を受けたい場合は、自分で探さなければなりません。

実際、地元にインプラント歯科医がいない患者は遠距離通院で治療を受けることになります。

治療終了までには10回は行き来を繰り返すことになります。
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 しかし、ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら義歯」をしましょうと勧められるかもしれません。
 そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
 というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った専門医、インプラントを埋めた後に、骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持った専門医など技術レベルの差があるからです。

インプラント認定医

 インプラント専門医を探している時に「認定医」という言葉が目に止まりますが、これは厚生労働省認可の特定の学会が認定した資格を指すため、公的資格としての認定医ではありません。
 ただ、問題の多い歯科医の場合は医師会から認定を取り消されることもあり、それなりの目安にはなります。
 

インプラント専門医の選び方

 まず何よりも、より多くの患者さんを治療してきた実績があるところを選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつです。 
 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを修了」と書いてあればポイントも高いです。日本の歯科大学でも2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきました。
 また、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っています。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。

 

良いインプラント専門医を見分ける判断材料

  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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歯周病でインプラントは大丈夫?

 歯のインプラント治療を考えている方には、歯周病患者が多いです。普段の口内衛生状態が悪く、歯周病になって歯を失った方もいれば、部分入れ歯のスクラプやブリッジにより負担のかかった自分の歯が歯周病にかかり、その歯を失う恐怖からインプラントを選択した患者も多いです。

歯周病が重症だとインプラント治療が不可能なことも

 歯周病は歯肉が痩せていく病気だと捉えがちですが、正確には顎の骨が溶けていく骨の感染病です。歯周病が深刻だった場合、歯が抜けたあとに残ったあご骨に厚みが少ないことも多く、歯が抜けた後の骨収縮現象とも合わせてそのままではインプラント治療が不可能な場合があります。
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 また、インプラント自体も歯周病に弱い構造をしており、インプラントの埋め込み方向に問題があったり、衛生管理に問題があると自然の歯と同様に歯周病に犯されます。インプラント治療がとりあえず可能な骨がまだ残っていたとしても、歯科医に『あなたは歯周病で、衛生管理も苦手そうですから、インプラント治療をしても寿命が長くないかもしれませんが、それでも治療しますか?』と判断をせまられることもありますし、歯科医の判断で『インプラントはやめておきましょう』となることもあります。

インプラント前に歯周病の原因を除去

 歯周病を悪化させる原因には、歯磨きが苦手、糖尿病、肝炎、高血圧用降圧剤などがあります。これらの問題をクリアしないままインプラント治療をしても、インプラント周囲炎になってしまうでしょう。

インプラント治療前の歯周病治療

 インプラントの手術の前に歯周病の治療をすることがあります。歯槽骨にダメージを与えるような大きな歯周病にかかっている場合は、まず治療しておきます。
 インプラント体を埋めた部分の骨が細菌感染し、インプラント体が抜け落ちるのを防ぐためです。
 歯周病が原因で顎骨の量が足りない状態になっている場合は、骨再生や骨移植で対応できます。

インプラント治療後の歯周病

 インプラント治療後の歯周病対策はインプラントを長持ちさせるために非常に重要です。
 インプラント体自体はチタンなので虫歯にはなりませんが、インプラントを支えている骨は、自然の歯の時と同じように歯周病にかかります。インプラントの歯周病は「インプラント周囲炎」と呼び、普通の歯周病とは区別されています。
 歯周病菌など、衛生状態が悪い時の抵抗力は、自然の歯よりも、インプラントのほうが弱いことがわかっています。
 いったん細菌に侵されると、その悪化スピードも早いです。
 インプラントでメンテナンス・定期診断が大切なのは、これが怖いからです。

インプラントは歯周病になりやすい

 そもそもインプラントは歯周病に弱い構造をしています。
 インプラントと歯肉は通常の歯と同じように綺麗に結合してる場合もありますが、全体的には歯肉との結合が弱い傾向にあります。
 そのため、インプラントの歯磨きでは、歯周病予防の歯磨き方法とほぼ同じように、歯と歯肉の間を気をつけて磨かなくてはなりません。
 人工歯と歯茎の間の隙間は普通の歯ブラシだけでは殆ど届かないため、細菌だらけになります。歯間ブラシなどを使い分けて対処します。
 また、インプラント体の表面には骨との接触面積をより大きくするためにミクロな凹凸があります。そのためインプラント体が露出している隙間部分には歯垢が非常に着きやすいのです。
 歯周病・インプラント周囲炎からインプラントを守るためには、個人のケアだけでは限界もあるので、プロの手も借りましょう。定期的に歯科医や歯科衛生士に専門的な清掃ケアをしてもらう必要があります。メンテナンスを怠ると、歯周病で骨が溶けて、インプラントが抜けてしまいます。

インプラントが斜めに入ると歯周病になりやすい

インプラントで歯周病になりやすい例に、インプラントの方向の問題があります。
 インプラント治療は太いインプラント素材を縦の方向に埋め込むことが出来ればいいのですが、そうできない場合があります。
 歯槽骨が痩せている場合、顎の骨が健康で量が満ちているときに比べてインプラントを埋め込む場所や方向が限られてきます。
 歯槽骨が少ないがために、妥協案として細いインプラントを斜め方向に入れたとしましょう。これでは咬み合わせに問題があり、向かい合っている歯からの圧力が斜めに入ってしまいます。これが続くと歯周病を招きやすい状態になりインプラントの寿命は長くもちません。
 インプラントが斜めに入る状況は、何も骨が痩せていた状況で起きるとは限りません。
 歯科医の技術上の問題で、インプラントの入る方向が理想より傾いてしまうこともあります。この場合は上部構造(人工歯冠)の部分を丁寧に咬み合わせ調整するしかありません。

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インプラントをするなら抜歯の穴が埋まってから

 歯のインプラント治療は抜歯後の穴が埋まってから手術をするのが普通です。抜歯後にインプラントを即日入れればいいんではと思うかもしれませんが、インプラントを入れても安定させるのが技術的に難しいため穴が埋まるのを待ちます。
 虫歯で駄目になった歯を抜歯してインプラント治療を行う場合がありますが、抜歯で出来た歯槽骨の穴が完全に再生されるまで数ヶ月ほど待ちます。インプラントの埋め込み手術が行えるのは、穴が埋まってからです。

抜歯即時インプラント

 抜歯後、直ぐにインプラント体を埋め込む「抜歯即時インプラント」という手法もありますが、骨との結合が困難なのでリスクが高い方法です。インプラント体を固定する技術の開発がこれからの課題です。 
 この手法のメリットは時間の退縮だけでなく、抜歯後2週間後から始まると言われている骨の収縮が始まる前にインプラントを埋め込めることにあります。
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インプラントと抜歯後の時間

 抜歯後長い時間を経てインプラント治療をすることになる患者は多いです。
 抜歯後の歯槽骨は2週間たつと収縮が始まり痩せていきます。その場合でも、インプラント体を埋め込むのに十分な量を満たしていればインプラントの手術は可能です。
 また、歯肉の後退や歯肉がやわらかくなって健康な部分が不足している場合などは、歯肉の移植や若干の移動などの方法によって再生の処置もできます。
 歯が抜けると、歯槽骨ではそのときにできた穴を埋めるように、周りの骨が吸収されて穴埋めに使われてしまいます。歯槽骨にあわせて歯肉もへこんでいきます。
 歯肉が痩せているということは、その下にある顎の骨も痩せているということなのです。
 骨が不足していたり、もっと状況を良くしたい場合は、骨の移植や再生を行います。インプラント治療には骨再生誘導法という再生方法が多用されています。

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インプラントのメンテナンス

 歯のインプラントのメンテナンス・定期診断は、きちんと続けていかないと最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまいます。
 歯磨きをしなくてもインプラントは虫歯にはなりませんが、インプラントの埋まっている箇所は自然歯よりも細菌の侵入に対してデリケートなので、手抜きをするとインプラントの寿命はどんどん短くなってしまいます。
 統計的にはインプラントが10年~15年後に使える状態を維持できている確率は90%~95%と言われています。
 ただし、これは個人の丁寧なブラッシングや歯科医や衛生士によるプロのメンテナンス・定期検査をきちんと行っている・受けている場合でのデータなのです。
 もしインプラントが駄目になっても、再度インプラント治療は可能です。しかし、費用のことを考えれば、出来るだけ長持ちさせたいものです。

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インプラントの衛生面のメンテンナンス

 インプラントの衛生面のメンテナンスの基本は、歯科医院で指導を受けた正しいブラッシング(歯磨き)方法を守ることです。
 また、インプラントをより良い状態で長持ちさせるには、インプラント以外の自分の歯も歯周病の悪化を防ぐために丁寧に磨く必要があります。細菌を増やす原因になるタバコも厳禁です。
 インプラントは自分の歯を普段磨いている時とは違う磨き方を意識する必要もあります。
 インプラントと歯肉は通常の歯と同じように綺麗に結合してる場合もありますが、全体的には歯肉との結合が弱い傾向にあります。
 そのため、インプラントの歯磨きでは、歯周病予防の歯磨き方法とほぼ同じように、歯と歯肉の間を気をつけて磨かなくてはなりません。
 人工歯と歯茎の間の隙間は普通の歯ブラシだけでは殆ど届かないため、細菌だらけになります。歯間ブラシなどを使い分けて対処します。
 また、インプラント体の表面には骨との接触面積をより大きくするためにミクロな凹凸があります。そのためインプラント体が露出している隙間部分には歯垢が非常に着きやすいのです。

歯科医で衛生面のメンテナンス

 個人のブラッシングメンテナンスには限界もあります。 歯周病・インプラント周囲炎からインプラントを守るためには、プロの手も借りましょう。出来れば1~2ヶ月に一回定期的に歯科医や歯科衛生士に専門的で特殊な清掃ケアをしてもらうと気分的も安心できます。

歯科医でインプラントの咬み合わせのメンテナンス

 咬み合わせの調整管理もインプラントのメンテナンスの一つです。
 天然の歯のかみ合わせは歳と共に変化していきます。それはとても自然なもので、顎の骨や関節を守るために必要な作用です。
 一方、インプラントには自然の歯にあるような顎骨・顎関節と巧みに調和していく機能(エナメル質の摩耗や、顎の骨と歯の間のクッションになる歯根膜の摩耗)がありません。
 インプラント治療が終了した直後もそうですが、インプラントの咬み合わせに違和感を感じても、それを放置しておくと後々問題が生じる可能性が高くなります。
 定期的な検診は必ず通い、咬み合わせをチェックしてもらいましょう。
 咬み合わせの検査と調整をしないでいると、歯やインプラント、顎の骨にかかる力のバランスが偏り、最悪の場合にはインプラントが折れたり、歯周病が悪化したり、抜けたりしてしまいます。

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インプラント歯医者の評判

 インプラント治療を受けた患者から歯医者の評判を聞くときに、ただ良いか悪いかを聞くだけでなく、より具体的な話を聞き出しましょう。

 素人にとっては、「愛想がい歯医者」というだけでも良い歯医者ということになってしまいますので。

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インプラント歯医者の評判で比較すべきこと

インプラントの歯医者の評判を比較するときに判断材料となる具体的なポイントを挙げてみます。
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。CTを使っていると尚よし
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。道具は滅菌バッグなどに入っているか
  • 治療室の衛生はよさそうか。手術室があれば尚よし
  • インプラント素材はどこのメーカーのものか。大手主要なところか
  • まさか歯科助手に手術をさせていないか
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
 また、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」や「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。
 歯医者の経歴にインプラント先進国への留学経験や、大学病院での研修経歴、学会の所属や活動なども参考になります。

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インプラントの治療費

インプラントの治療費は歯1本30万円~40万円くらいが全国的に見ても一般的な相場です。治療終了までに多くの人の手が加わるので治療の質を徹底すれば50万円超えてもおかしくありません。
 歯のインプラント治療は、最先端医療であり、国民の最低限の健康を保証する健康保険制度の対象外の診療です。国による7割負担もなく治療費が高額になります。
 インプラントから得られる多くのメリットを長期間得られると考えれば、必ずしも高額とは言い切れない分もありますが、短期間で大金が出ていくのは重荷です。医療費控除による減税分を含めて、治療を受けようかどうか判断をしましょう。

インプラントの治療費は歯科医によって大きく違う

インプラントの治療費は歯科医によって大きく違います。
 インプラントは保険外診療なので治療費は歯科医が自由に決めることができるからです。
 自由だから「うちはしっかり利益を頂きたいから60万円」「うちは薄利でもいいから患者を多く獲得したい」というように経営方針的な要素も価格設定には大きいですが、それ以外にも費用に関わる細かな要因があります。

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インプラントの治療費を決める要素

 インプラントの治療費を決める要因には、歯科医院側の事情だけでなく、患者の状況も関係してきます
  • 歯科医院がどのメーカーのどのインプラント素材を使っているか
  • 歯科医院の診察方法(CTスキャン・レントゲン)
  • 歯科医院のスタッフ・設備のコスト
  • 歯科医院の滅菌・消毒の対応の度合い
  • 患者に虫歯や歯周病があれば事前に治療が必要になることも
  • 患者の骨量が足りない場合の骨再生や骨移植治療・歯肉整形が必要になることも
  • 患者に対する麻酔の方法(局所麻酔・鎮静法)

 健康保険適用外の医療行為は、価格をいくらにするかは歯科医の自由です。それでも歯科医はボランティアでは無いので利益を出さなければなりません。
 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を5万円として計算すると、患者さんに請求する額は25万円~35万円となります。ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安い部類に入るということです。

治療費の安いインプラント

 治療費の安いことを売りにしたインプラント治療の宣伝をよく見かけます。時々10万円台で治療している歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるのにはインプラント素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカー・製造発注元を教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。

インプラントの治療費が安い歯科医の安全性をチェック

  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。道具は滅菌バッグなどに入っているか
  • 治療室の衛生はよさそうか。手術室があれば尚よし
  • インプラント素材はどこのメーカーのものか
  • 歯科助手に手術をさせていないか
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか

 また、インプラントの見える部分(歯の部分)の見かけを、自然なエナメル質の白い歯にするか、金属製の銀歯で我慢するかでも5万円程度の差があります。白い人工歯が当然入ると思ったら、安いなと思って治療を受けたら、直前の段階で銀歯だったなんてトラブルもありますで注意しましょう。

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インプラントのGBR法とは

 インプラント治療にGBR法を利用すことがあります。
 GBR法とは、インプラントを埋め込んだと同時に、インプラントの周囲に新しい骨を再生する技術です。痩せた歯槽骨に横方向に厚みを持たせるよう、骨を再生します。

インプラントGBR法の仕組み

 インプラントGBR法では、痩せている骨の横に人工膜でテントを張って密閉された空間を作り人工骨か自分の骨の粉砕した成分を移植します。
 GBRテクニックが成功すれば、厚みが増した骨にインプラントを埋め込むことができ、骨が痩せていた状態では不可能だったよりしっかりとしたインプラント治療が行えます。

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上は下顎骨がやせて細くなっている例です。この骨の状態でインプラント治療を行うと問題が生じます。

GBR法を利用せずにインプラント手術

この骨の細さだと、細いインプラントをやや斜めに埋め込むようになってしまいます。仕上がったインプラントは咬み合わせが悪く、歯周病になりやすい代表的な状態です。インプラントの寿命は短いでしょう。

GBR法を利用してインプラント手術

GBR法とは
厚みが増す骨が、太いインプラントを垂直方向に立たせます。咬み合わせがよくなり、インプラントを支える
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骨の負担も小さくなり、インプラントの寿命が長くなります。

インプラントの体験談

インプラント体験談、50代女性のケースです。

「昔から歯に自信のなかったのですが、50代で前歯もなくなり、歯のブリッジ治療を申し込みに地元の歯科医に行きました。
 奥歯がもともと2本なかったのですが、先生から前歯のブリッジの他に、下奥歯2本ののインプラント治療を勧められました。食事の時に噛む力が全然変わるとのことです。
 私は30代後半で下の奥歯をダメにしてしまったため、子供からも食事が遅いと度々指摘されたものでした。
 インプラントは値段が高かったので、主人と相談したところ、OKが出たので、ブリッジとインプラントの治療を同じ歯医者さんでしてもらうことになりました。
 CTスキャンで骨の量を調べたところ、インプラント可能な量はあるとのこと。
 ブリッジの治療が終わって1ヶ月後に手術が決まりました。
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 手術は麻酔から始まり、インプラントを入れるのも痛みは感じないまま1時間後には終わっていました。
 家では処方されていた痛み止めと抗生物質を飲みました。2日目にほおが腫れましたが、痛みはたいしたことなかったです。
 1週間後に経過を見てもらい、次くるのは3ヶ月後といわれました。
 3ヶ月後の診察では歯型をとり、その1ヶ月後くらいには歯も完成してくっつけました。
 奥歯で噛む力が増えたので、前より食べる時間が短くなったきがします。
 治療が終わり1年たった今でも、毎日夜のブラッシングは歯医者で教えてもらった通りに時間をかけて行っています。できるだけ長持ちさせたいです。」

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インプラント手術の後遺症

 インプラント手術の後遺症として知覚神経の麻痺が残る事故があります。 
下顎の神経損傷の事故
 下顎の神経損傷の事故ですが、インプラント手術中に起こる事故で特に多いがこれです。CT(コンピューター・トモグラフィー)を使って骨の形状や神経の位置がわかるようになったため、神経損傷の事故は以前よりも大幅に減ったものの、今でも多い事故です。
下顎骨中の神経は知覚神経であり、運動神経ではありませんので、顎が動かなかったり、筋肉が引きつったりするようなことはありませんが、麻酔をしたときのような神経麻痺が常にあります。
 万が一に神経の損傷が起きてしまった場合、ビタミンや薬物投与による治療を行って対処します。どこまで回復できるかは個人差によります。
ただし、神経を完全に切断してしまった場合は回復不可能で後遺症が残ってしまいます。

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インプラント手術で後遺症が残り、訴訟に

インプラント手術のミスで後遺症が残った患者が歯科医と和解できなかった場合、訴訟になることがあります。下はインプラント訴訟の事例と判決内容です。

インプラント手術の後遺症で訴訟になったケース①

インプラント手術を被告が開設する歯科医院にて実施したところ、原告の患者は手術後に左下唇とオトガイに知覚麻痺の後遺症をおうことになった。麻酔の際に、神経を損傷しないように注射器をゆっくり進め、患者に激痛が走った場合には注射器を戻す必要があるが、原告が痛みを主張したにもかかわらず、被告は注射器を戻す処置を怠り、注射針でオトガイ神経を損傷、後遺症を生じさせたとする原告の主張。被告は原告が主張するような激痛はなかったはずで、注射針による神経への衝突に気がつくのは不可能だったと主張。原告は6945万円の賠償を請求。
(主文)
被告は原告に対し、674万円及びこれに対する平成11年7月7日から支払い済みまで年5年の割合による金員を支払え。

インプラント手術の後遺症で訴訟になったケース②

インプラント手術が被告の開設する歯科医院にて実施された。手術前のCT診断をせず、患者のあご骨の距離を正確に把握せずに削った結果、歯槽の神経を損傷、口唇の下に神経麻痺の後遺症を残した過失、歯科医師の説明義務違反、被告に対し診療契約の債務不履行に基づき損害賠償金1941万円の支払いを請求した事案。
(主文)
被告は原告に対し、376万円およぼこれに対する平成18年10月8日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。

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インプラント専門歯科

 インプラント専門歯科とは言っても技術は歯科医によって大きな違いがあります。
 インプラント治療を行っている歯科医・医院はかなり少数派ですのでインプラント治療を受けたい場合は、自分で探さなければなりません。実際、地元にインプラント歯科医がいない患者は遠距離通院で治療を受けることになります。治療終了までには10回は行き来を繰り返すことになります。
 しかし、ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら義歯」をしましょうと勧められるかもしれません。
 そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
 というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った専門歯科、インプラントを埋めた後に、骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持った専門歯科など技術レベルの差があるからです。

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インプラント専門歯科の選び方

 インプラント専門歯科の選び方としててっとり早いのは、より多くの患者さんを治療してきた実績のあるところを選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつです。 
 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを終了」と書いてあればポイントも高いです。
 日本の歯科大学でインプラント技術は特別に専攻学科のようなものを設けて学ばれる部類のものではなかったのですが、2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきましたので、そのうち経歴欄で見られることにもなるでしょう。インプラント治療で利益を追求したいという若手の歯科医も増えています。
 また、歯科医の技術を見る基準としては、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。さらに歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っていることが多いです。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。東京のようにインプラント歯科医が多い地域は安心できますね。

 

評判の良いインプラント専門歯科比較材料

評判の良いインプラント専門歯科を自分で比較するための判断材料を挙げておきます。
  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れをまとめました。
歯科医に足を運んでから、治療が終了するまでです。

インプラント治療の期間の長さは、5ヶ月から8ヶ月くらいが平均的な目安になります。
虫歯や歯周病など他の治療が必要になったり、本数が多くなると、その分だけ伸びますので、1年以上かかるケースもあります。

治療期間がちょっと長いと感じるかもしれません。治療期間が長いのは歯のインプラント治療の課題のひとつと言われています。

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インプラント治療の全体の流れ


コミュニケーション・カウンセリング

骨の精密検査・咬み合わせ検査・健康状態のチェック

1回目の手術(2時間程度:切開してインプラント体を埋め込む作業は20分~1時間ほど)

手術直後のケア(抗生物質手術前日~術後1週間)(痛み止め鎮静剤)(うがい薬)

手術2週間後に抜糸

安定期間(下顎3ヶ月間・上顎6ヶ月間)

2回目の手術(1時間)でインプラント体にアバットメントをつける。
↓(1ヶ月後)
口の中の型どり
↓(上部構造「人工歯冠」をつくる1~2週間)
上部構造(人工歯冠)の取り付け(終了)

年1~2回の定期検査(噛み合わせや衛生管理のチェック)

インプラント治療の流れ① - 骨の精密検査・咬み合わせ検査・健康状態のチェック

歯科医に足を運んでコミュニケーション・カウンセリングが終わったら、次は骨の精密検査をします。レントゲンを撮るなどして、顎の骨に十分な量・厚みがあるか、形はどのようになっているか、神経の位置はどこかなど正確に調べます。さらに咬み合わせの状態をよくチャックをし、この結果を受けて、使用する人工歯根の長さ・種類を決めます。骨再生・骨移植が必要かどうかもここで判断します。
そして、健康状態の問題はないか、持病はないか、麻酔薬や抗生物質への異常反応はないかなど問診をし、治療を受けられるかどうかの最終判断を行います。

インプラント治療の流れ② - 人工歯根を埋め込む手術

インプラント治療の1番の山場がここになります。大掛かりな手術を想像するかもしれませんが、少々難しい親知らずの抜歯手術と同程度と考えて良いです。
 埋め込む作業そのものは20分~1時間程度ですが、手術前と手術後の滅菌消毒の管理を徹底するためにやや時間がかり、全体では2時間ほどで終了し帰宅できるようになります。この手術が終わって後の経過がよければ、インプラント治療はほぼ成功です。
 手術後は手術前日から飲み始めた抗生物質を1週間飲み続けたり、口内衛生に注意を払うなど細菌感染予防に努めます。不快な症状が出たら、遠慮なく歯科医に相談しましょう。

インプラント治療の埋め込み手術の流れ


局所麻酔をします

インプラント体(人工歯根)を埋める箇所の歯肉を横方向に切開し
ます。

歯肉を開いて反転させ、歯槽骨を露出させます

ドリルで歯槽骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込むための穴をあけます

インプラント体を埋め込みます

インプラント体の頭の部分にカバーを装着します

切開した歯肉を閉じて縫合し、インプラント体を完全に覆います

2週間後に抜糸
 

インプラント治療の流れ③ - 2回目の手術で土台を装着

2回目の手術は簡単なものになります。歯肉を切開して、埋まっているインプラントの頭を露出させ、カバーを外します。ここにアバットメントという土台を装着するだけです。これでインプラント治療の外科手術はこれで終わりです。
この後は、上部構造という人工歯の型取りをして作製し、装着して咬み合わせを調整していくことになります。

インプラント治療の流れ④ - 人工歯の型取りと噛み合わせ調整

アバットメントを装着したら、人工歯の作製に取り掛かります。口の型取りをして仮歯を作り、それを装着したら、噛み合わせの具合や外見を確認します。完璧な仮歯が出来るまで何度か通院し、完璧な型ができたらそれを使って上部構造(人工歯冠)を作製します。人工歯を試してみてうまくいったら完成です。

インプラント治療の流れ⑤ - 治療が終わった後

治療が終わった後は、はず最初の1週間後に定期検査があります。その後は1ヶ月・3ヶ月後となり、年1~2回というような流れになります。
 定期検査では、噛み合わせや衛生状態、歯茎の状態などをチェックします。
 また、食後の歯磨きはきちんとする必要があります。

インプラントの治療の流れが長期になる理由

 インプラントの治療の流れが長くなってしまうのは、顎の骨と、そこに埋め込んだチタン素材が完全にくっつくまでの時間が長いためです。
 インプラント治療の第一段階である顎の骨に歯の根っこを埋め込む手術が終わったら、下顎の場合は3ヶ月、上顎の場合は6ヶ月の間を安定期間として待たなければなりません。安定期間を経て、顎の骨と埋め込んだチタンを完全にくっつけます。

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歯科インプラントメーカー

歯科インプラントのメーカーは主要なメーカーがお勧めです。

長期的に使用するインプラントですから将来部品交換が必要になったときに製造元経営悪化や製品の不調により生産中止になっていたら困ります。

世界で一番信頼されているメーカーの一つに、インプラント本家であるスウェーデンのノーベルバイオケア社がります。

ノーベルバイオケア社で生産されている「ブローネルク・システム・インプラント」は非常に高品質で信頼性は抜群です。
他社がベンチマークしている最も先進的なインプラントなのです。

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インプラントのメーカー名や仕様をメモ

 また、インプラントのメーカーの名前がはっきりわかっていることは重要です。
 インプラントをして何年後かに、歯周病など何らかの異常が原因でインプラントを外さなくてはいけない状況になったとします。
 そうした時に、メーカーやその品番がわからないと、最悪の場合は周囲の骨を削って抜くはめになることもあるのです。
 インプラント体を抜く作業は歯を抜歯するのと同じ感覚で抜くだけです。
 しかし、メーカーによってインプラント体の構造が統一されていないため、抜くための道具も統一されていません。
 インプラント治療を受けた歯科で抜いてもらう場合は大丈夫でも、別の歯科で抜いてもらう状況になることに備えてメーカー名や品番、太さや長さを聞いておきましょう。既にインプラントを既に埋め込んで時が経過してる場合も、今からでも担当医にメーカーと品番、太さな、長さなどを聞いておいたほうがいいと思います。
 また、多くの歯科医院取り扱っているインプラントのメーカーの素材を使ってもらうのも、万が一、抜かなくてはいけない状況になったときにスムーズにいくことは間違いないでしょう。

主要なインプラント素材メーカー

 主な大手インプラントメーカー名をあげておきます
  • アドバンス社
  • アストラテック社
  • オガインプラント社
  • ストローマン社
  • ジンマーデンタル社
  • デンツプライ社
  • ノーベルバイオケア社
  • プラトン社

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インプラント手術の方法

インプラント手術の方法は一般的に次の「1回法」と「2回法」になります。2回法のほうが多く採用されている方法です。患者の状況に合わせて1回法と2回法を使い分ける歯科医もいます。
 2回法は少し手間が増えますが、1回目の手術時に歯肉を閉じるため、感染リスクが1回法よりも低いメリットがあります。


インプラント手術方法 1回法

インプラントの手術方法1回法では、歯肉を切開し、インプラント体を埋め込み、インプラント体の頭を露出させたまま3ヶ月~6ヶ月の治癒期間で安定させます。最後にアバットメントと人工歯を固定して完成です。

インプラント手術方法 2回法

インプラントの手術方法2回法では、歯肉を切開し、インプラント体を埋め込み、切開した歯肉を閉じて縫合し3ヶ月~6ヶ月の治癒期間で安定させます。2回目の手術で再度歯肉を切開し、アバットメントを装着、仮歯やカバーをかぶせるなどして1ヶ月安定させる。歯を被せて完成です。

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抜歯後にインプラント手術をする2種類の方法

 何らかの原因で抜歯後にインプラント手術をすることになった場合、手術方法は2種類あります。
通常の手術方法・・・抜歯した時に出来た穴が埋まるのを数ヶ月待ち、それからインプラント体を埋め込む手術をします。
最新の手術方法・・・歯槽骨にダメージを与えないように丁寧に抜歯し、抜歯後の穴が治るのを待たずに、インプラント体を埋め込む。抜歯による穴が治癒するのと同時にインプラントと骨の結合します。ただ、この種類の手術方法は結合の定着率に課題があるため、リスクが高い方法です。

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奥歯のインプラント

 奥歯はインプラントの強みである、「噛む力」が大きく発揮される箇所です。
 入れ歯の場合は噛む力が天然歯の3の1以下まで下がってしまいますが、インプラントの場合は天然の歯以上の力で噛むことが可能です。
 また、一番奥の歯を失った場合、ブリッジはできませんが、インプラントは治療が可能です。

奥歯のインプラントで注意すること

 インプラントには自然の歯よりも強い力で物を噛むことができるメリットがある一方で、過剰な強さで噛んでしまうという欠点もあります。
 インプラントは物を噛んでいる微妙な感覚が天然の歯よりも伝わりにくいので、力加減の度を越してしまうこともあるのです。その場合、骨に過大な圧力がかかり負担になります。奥歯の噛みすぎにはやや注意が必要です。
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奥歯のインプラントと審美性

 奥歯は前歯と違って他人に見られにくい箇所でもあります。
 奥歯のインプラント上部構造(人工歯)は外から見えにくいため、予算を抑えるためには金属製の銀色のものを使って済ませるというのが一般的です。
 逆に、前歯にインプラントをする場合は審美性を考えて、使用する人工歯もエナメル質の白いやや高価なものを選択する方がが良いでしょう。

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即日インプラント

 インプラントを即日埋め込んでもらいたがる忙しい患者さんがいますが、安全のためにじっくり時間をかけることが大切です。

インプラント体を埋め込む手術が可能な体かどうか調べたり、手術で事故が起きないようにCTをとって骨の厚さや神経の位置を検証したりと必要な手続きを踏まなくてはなりません。

それに、歯科医とコミュニケーションをとる過程で、その歯科医が信頼できそうか観察する時間も必要です。
脚を運んだ当日に、いきなりインプラントを埋め込もうと勧めてくる歯科医がいたらかなり危険です。

 現在、技術と素材の面で、陰のプラント治療の治療期間を短縮できないか日々研究が行われています。
新しい治療方法としてインプラント体を埋め込んだのと同時に歯の部分も作ってしまう技術などもあります。
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抜歯後即日インプラント

 抜歯後即日にインプラントを埋め込む方法も研究されています。
 抜歯してからインプラントをするパターンでは、抜歯によりできた穴が骨再生によりふさがるのを2,3ヶ月ってからインプラント体を埋め込むのが普通です。
 最新の方法では抜歯とインプラント体の埋込みを同時に行ないます。
 ただし、この方法は定着率に問題があり、まだリスクが高い方法です。すべての患者に可能というわけではありません。
 治療期間を短くするデメリットやリスクを考え、本当に短い期間で済ませなければならないのか冷静に考えるべきです。

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インプラント治療の方法

インプラント治療の方法は一般的に次の「1回法」と「2回法」になります。2回法のほうが多く採用されている方法です。患者の状況に合わせて1回法と2回法を使い分ける歯科医もいます。
 2回法は少し手間が増えますが、1回目の手術時に歯肉を閉じるため、感染リスクが1回法よりも低いメリットがあります。


インプラント治療方法 1回法

インプラント1回法の治療方法では、歯肉を切開し、インプラント体を埋め込み、インプラント体の頭を露出させたまま3ヶ月~6ヶ月の治癒期間で安定させます。最後にアバットメントと人工歯を固定して完成です。

インプラント治療方法 2回法

インプラント2回法の治療方法では、歯肉を切開し、インプラント体を埋め込み、切開した歯肉を閉じて縫合し3ヶ月~6ヶ月の治癒期間で安定させます。2回目の手術で再度歯肉を切開し、アバットメントを装着、仮歯やカバーをかぶせるなどして1ヶ月安定させる。歯を被せて完成です。

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抜歯後にインプラント治療する方法

 何らかの原因で抜歯後にインプラント治療をすることになった場合、手術方法は2種類あります。
通常の治療方法・・・抜歯した時に出来た穴が埋まるのを数ヶ月待ち、それからインプラント体を埋め込む手術をします。
最新の治療方法・・・歯槽骨にダメージを与えないように丁寧に抜歯し、抜歯後の穴が治るのを待たずに、インプラント体を埋め込む。抜歯による穴が治癒するのと同時にインプラントと骨の結合します。ただ、この種類の手術方法は結合の定着率に課題があるため、リスクが高い方法です。

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安心なインプラント

歯のインプラントは安心して受けることが出来る治療方法です。
世界的に見れば、治療を受けた患者数は1000万人を超えており成功率は99%以上となっています。

そして、万が一失敗してとしても、それに対する対応手続きもすでに確立されているので安心です。
 そのインプラントの安全性世界で一番厳しいアメリカ歯科医師会の承認も正式にうけています。

 つまり、難しい心臓の手術のように、「成功する確率は・・%」と医師が患者に言わなくてはいけないような手術ではないことは確かです。
歯科医術全般が適切にこなせる先生なら、数ある手術の中の一つにすぎません。


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インプラントで安心できないのは歯科医の問題

 インプラントで安心できないのは歯科医がルールを厳格に守ってくれるのかどうかということです。
 インプラント治療は治療方法や手順を含め、たびたび建設業に例えられます。
 建設業界を震撼させた耐震偽装問題や悪質リフォーム問題は、そのままインプラント業界にも当てはまります。技術や知識を持っているはずの一級建築士がコストのためにルールを破ったり、技術がないのに技術があるかのように宣伝して工事を請け負う業者です。
 どんなに信頼性が高いインプラント治療法でも、その技術を使う人間に問題があれば安全性は脅かされるのです。歯科医師自身に問題があったがためにトラブルになたケースを見ると、
  • CTやレントゲンで骨の厚さや神経の位置を確認しなかった(→空洞貫通・神経損傷)
  • 骨が足りないのに強引に手術を進めてしまった(→耐久性)
  • 衛生管理の手抜き、素材の使い回し(→細菌感染)
  • 安全性の低い安物素材をあえて利用した(→耐久性・有害物質)
  • 体調不良なのに手術に臨んでしまった(→ドリル操作ミス)
  • 教育や知識、技術が不足してるのに患者獲得にだけは熱心(→欠陥サービス)
  • 問題だらけの歯科医なのに、生活の為に自ら退く様子はない(→とまらない被害拡大)
  • 行き過ぎた過当競争(→サービスの質の低下)

インプラント手術は安心か

 インプラント手術は安心して受けることが出来るだけの決まった手順があります。インプラント手術は少し難しい親知らずの手術のような感じで、あらゆる治療をこなす歯科医にとっては必ずしも難しい手術ではないようです。
 とはいえ、人の手で行うものなので、親知らずの抜歯手術でまれに事故があるようにインプラント手術でも事故が起こる可能性はあります。 
 インプラント手術はトラブルや事故を防ぐための手順が決まっており、しっかりとした治療計画・厳格なルールに沿って進めていけば成功する安全な手術です。衛生管理を徹底した手術が成功すればその後の副作用もほとんどありません。
 インプラントを埋め込む手術は、インプラント治療最大の山場です。この手術を終えてしばらくしても何も異常がなければ、ほとんど成功したと言っていいでしょう。

安心してインプラント手術を受ける方法

 より安心してインプラント手術を受ける方法として、大学病院などで利用しているCTスキャンの画像データを利用する方法があります。
 今ではCTの精度の高い立体映像データをパソコンに取り込み、コンピューターで手術の計画を立てられるようになっています。
 CTのデータでインプラントを建てる位置、方向、深さなどが確定したら、その正確な情報を手術に利用するためのサージカルテンプレートというマウスピースのような型を作ります。
 サージカルテンプレートを顎にハメることにより、CT診断で決定した位置に向かってより確実にインプラントを埋め込むことができるのです。これで偶発的な事故が起きる確率が確実に減り、インプラント治療自体も綺麗に仕上がることは間違いないでしょう
 このようなCTガイドシステムを導入している歯科医・CT画像を治療に利用する技術を持った歯科医を見つけて治療を受ければ事故予防も確実です。
 実際は、CTスキャンを利用しない一般開業医は多く、レントゲンで十分という意見も多いです。CTスキャンは高額設備なので、歯科医院にはなくても歯科医紹介先の大学病院などでCTデータを取って利用している歯科医もいます。
 大学病院ではCT必ず撮ります。また、大学病院や大きな専門病院では口腔外科、麻酔科、補綴科、放射線科がチームを組んで一人の患者を診るため、一般の開業医よりも安心できると思います。

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低価格のインプラント

 低価格インプラントについてのお話。
 健康保険適用外の医療行為であるインプラント治療ですが、費用は歯一本あたり30万円程度が相場になります。

 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。

そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を10万円として計算すると、患者さんに請求する額は30万円~40万円となります。
ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり低価格のインプラントの部類に入るということです。

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低価格すぎるインプラントには訳がある?

 時々10万円台でインプラント治療をしている歯医者が広告を出していますが、あまりにも低価格すぎるインプラントは素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。低価格すぎる場合は当然として、価格が高い場合もで、インプラント素材のメーカーを教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。
 さらに、上部構造(人工歯)の技工料もコストとして入ってきます。

低価格インプラントの裏に手抜きはないかチェック

  • 低価格のインプラント素材は信頼ができる製造元のものか?
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。使い捨ての道具を袋から開封してるか。
  • 治療室の衛生はよさそうか。衛生対策の手術室があれば尚よし
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
  • 歯科助手に治療をさせていないか(これは論外。アウト)

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インプラントお勧めの歯科医・専門医

 インプラントでお勧めの歯科医・専門医を探している時に「認定医」という言葉が目に止まりますが、これは厚生労働省認可の特定の学会が認定した資格を指すため、公的資格としての認定医ではありません。
 ただ、問題の多い歯科医の場合は医師会から認定を取り消されることもあり、それなりの目安にはなります。

インプラントでお勧めの歯科医・専門医を探す

 インプラントでお勧めの歯科医・専門医は自分で探さなければなりません。インプラントはどの歯科医でも治療を行なっているわけではありません。
 インプラント治療を行っている歯科医・医院はかなり少数派ですので、どうしてもインプラント治療を受けたい場合は、遠距離通院で治療を受けることになる可能性もあります。

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 ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら義歯」をしましょうと勧められるかもしれません。
 そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
 というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った専門医、インプラントを埋めた後に、骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持った専門医など技術レベルの差があるからです。

インプラントでお勧めの歯科医・専門医を経歴から比べる

 お勧めの歯科医・専門医を比較して迷ったときは、より多くの患者さんを治療してきた実績があるところを選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつです。 
 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを修了」と書いてあればポイントも高いです。日本の歯科大学でも2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきました。
 また、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っています。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。

 

インプラントでお勧めの歯科医・専門医を見分ける判断材料

  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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インプラントの値段

インプラントの値段は歯1本30万円~40万円くらいが全国的に見ても一般的な相場です。治療終了までに多くの人の手が加わるので治療の質を徹底すれば50万円超えてもおかしくありません。
 歯のインプラント治療は、最先端医療であり、国民の最低限の健康を保証する健康保険制度の対象外の診療です。国による7割負担もなく治療費が高額になります。
 インプラントから得られる多くのメリットを長期間得られると考えれば、必ずしも高額とは言い切れない分もありますが、短期間で大金が出ていくのは重荷です。医療費控除による減税分を含めて、治療を受けようかどうか判断をしましょう。

インプラントの値段は歯科医によって大きく違う

インプラントの値段は歯科医によって大きく違います。
 インプラントは保険外診療なので治療費は歯科医が自由に決めることができるからです。
 自由だから「うちはしっかり利益を頂きたいから60万円」「うちは薄利でもいいから患者を多く獲得したい」というように経営方針的な要素も価格設定には大きいですが、それ以外にも費用に関わる細かな要因があります。

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インプラントの値段を決める要素

 インプラントの値段を決める要因には、歯科医院側の事情だけでなく、患者の状況も関係してきます
  • 歯科医院がどのメーカーのどのインプラント素材を使っているか
  • 歯科医院の診察方法(CTスキャン・レントゲン)
  • 歯科医院のスタッフ・設備のコスト
  • 歯科医院の滅菌・消毒の対応の度合い
  • 患者に虫歯や歯周病があれば事前に治療が必要になることも
  • 患者の骨量が足りない場合の骨再生や骨移植治療・歯肉整形が必要になることも
  • 患者に対する麻酔の方法(局所麻酔・鎮静法)
 健康保険適用外の医療行為は、価格をいくらにするかは歯科医の自由です。それでも歯科医はボランティアでは無いので利益を出さなければなりません。
 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を5万円として計算すると、患者さんに請求する額は25万円~35万円となります。ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安い部類に入るということです。

値段の安いインプラント

 値段の安いことを売りにしたインプラント治療の宣伝をよく見かけます。時々10万円台で治療している歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるのにはインプラント素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカー・製造発注元を教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。

インプラントの値段が安い歯科医の安全性をチェック

  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。道具は滅菌バッグなどに入っているか
  • 治療室の衛生はよさそうか。手術室があれば尚よし
  • インプラント素材はどこのメーカーのものか
  • 歯科助手に手術をさせていないか
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
 また、インプラントの見える部分(歯の部分)の見かけを、自然なエナメル質の白い歯にするか、金属製の銀歯で我慢するかでも5万円程度の差があります。白い人工歯が当然入ると思ったら、安いなと思って治療を受けたら、直前の段階で銀歯だったなんてトラブルもありますで注意しましょう。

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インプラント歯科医院

 インプラント歯科医院と言っても技術は歯科医によって大きな違いがあります。
 インプラント治療を行っている歯科医・医院はかなり少数派ですのでインプラント治療を受けたい場合は、自分で探さなければなりません。実際、地元にインプラント歯科医がいない患者は遠距離通院で治療を受けることになります。治療終了までには10回は行き来を繰り返すことになります。
 しかし、ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら義歯」をしましょうと勧められるかもしれません。
 そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
 というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った歯科医院、インプラントを埋めた後に、骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持った歯科医院など技術レベルの差があるからです。
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インプラント認定医

 インプラント歯科医院を探している時に「認定医」という言葉が目に止まりますが、これは厚生労働省認可の特定の学会が認定した資格を指すため、公的資格としての認定医ではありません。
 ただ、問題の多い歯科医の場合は医師会から認定を取り消されることもあり、それなりの目安にはなります。
 

インプラント歯科医院の選び方

 インプラントはまず何よりも、より多くの患者さんを治療してきた実績がある歯科医院を選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつです。 
 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを終了」と書いてあればポイントも高いです。日本の歯科大学でも2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきました。
 また、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っています。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。

 

インプラントで歯科医院の評判比較する材料

インプラント治療を行っている歯科医院の評判で比較すべきポイントを並べます。
  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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インプラントや義歯

 インプラントや義歯(入れ歯など人工歯)のメリットや、インプラントをブリッジや取り外し式の入れ歯やと比べたときのメリット・デメリットを見てみます。

インプラントや義歯がないとどうなるか

インプラントや義歯がない、つまり歯がない状態を放置すると健康面で悪影響が出てくることがわかっています。
  • 歯を失ったまま放置→その周りの歯が傾く→上下の歯の咬み合わせが悪くなる→次第に顎の骨が傾いていく→首の骨にねじれが生じる→ホルモン分泌のバランスが崩れる
  •  噛まなくなる→唾液の分泌が減る→消化吸収の効率が悪くなる→栄養不足
  •  噛まなくなる→全身の血流量が減る→栄養不足
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インプラントを義歯と比べたときのメリット

 歯のインプラントを義歯(取り外し式の入れ歯・ブリッジ)と比べたときのメリットを比較する形で考えてみます。
  • 自分の歯以上の力で噛める。固定されてるため安定性が高い。噛みごたえを感じる事ができる(固定されてない入れ歯の噛む力は自然歯の3分の1以下。噛むと痛みがあることも)
  • 残っている歯に負担をかけない(ブリッジは削ったり、ひっかけたり負担が多い。部分入れ歯もスクラプという留め具で負担をかけます)
  • 異物のある違和感がない(入れ歯の口の中が狭くなる感じる異物感は嫌われています)、
  • 噛んだ時に骨に刺激が伝わるので、骨が退化してやせていくのを防ぐことができ、咬み合わせが長期安定。(入れ歯は顎骨の萎縮とともに何度も調整が必要)
  • 外観が自然(ブリッジは歯肉が減った部分が影に。入れ歯は、スクラプという金具が見えたり、会話中の口の動きが不自然になり話しにくいし、外れることも。取り外す姿もカッコ悪い)
  • 噛むことから脳への刺激をうけることが出来る。偏頭痛や肩こりが治った例も

インプラントを義歯と比べたときのデメリット

 歯のインプラントを義歯(取り外し式の入れ歯・ブリッジ)と比べたときのデメリットを比較する形で考えてみます。
  • メンテナンスが大変で、歯周病を防ぐのに努力が必要。自然歯より歯周病菌に弱い
  • 費用が高い。1本30万円くらいが相場
  • 治療期間最短でもが下顎で4ヶ月・上顎が7ヶ月。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多い。
  • 顎の骨にドリルで穴をあけるという手術の恐怖(麻酔をするので手術中の痛みはありません)
  • 噛んだ時の感覚が天然の歯よりも弱く、大きな力もかけられるので、インプラントを埋めた部分の骨に過剰な負担をかけてしまうことがある

インプラントを義歯と組み合わせる

インプラントは顎骨の状態が条件さえ満たしていれば、残存の歯の本数はいくつだろうが関係ありません。歯が一本もない総入れ歯の患者を対象として開発された治療法が「オッセオインテグレーテッド・インプラント」なので安心して治療をうけることができます。
 総インプラントといっても、歯と同じ本数のインプラント体をきっちり埋めこまなくてはならないというわけではありません。ブリッジの手法を組み合わせることで、最低13本のインプラントで全ての歯の分をカバーできます(ボーンアンカードフルブリッジという)。

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インプラントの料金

 インプラントの料金は歯1本30万円~40万円くらいが全国的に見ても一般的な相場です。
治療終了までに多くの人の手が加わるので治療の質を徹底すれば50万円超えてもおかしくありません。

 歯のインプラント治療は、最先端医療であり、国民の最低限の健康を保証する健康保険制度の対象外の診療です。
国による7割負担もなく治療費が高額になります。

 インプラントから得られる多くのメリットを長期間得られると考えれば、必ずしも高額とは言い切れない分もありますが、短期間で大金が出ていくのは重荷です。
医療費控除による減税分を含めて、治療を受けようかどうか判断をしましょう。
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インプラントの料金は歯科医によって大きく違う

 インプラントの料金は歯科医によって大きく違います。
 インプラントは保険外診療なので治療費は歯科医が自由に決めることができるからです。
 自由だから「うちはしっかり利益を頂きたいから60万円」「うちは薄利でもいいから患者を多く獲得したい」というように経営方針的な要素も価格設定には大きいですが、それ以外にも費用に関わる細かな要因を考えてみます。

インプラントの料金を決める要素

 インプラントの料金を決める要因には、歯科医院側の事情だけでなく、患者の状況も関係してきます
  • 歯科医院がどのメーカーのどのインプラント素材を使っているか
  • 歯科医院の診察方法(CTスキャン・レントゲン)
  • 歯科医院のスタッフ・設備のコスト
  • 歯科医院の滅菌・消毒の対応の度合い
  • 患者に虫歯や歯周病があれば事前に治療が必要になることも
  • 患者の骨量が足りない場合の骨再生や骨移植治療・歯肉整形が必要になることも
  • 患者に対する麻酔の方法(局所麻酔・鎮静法)
 健康保険適用外の医療行為は、価格をいくらにするかは歯科医の自由です。それでも歯科医はボランティアでは無いので利益を出さなければなりません。
 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を5万円として計算すると、患者さんに請求する額は25万円~35万円となります。ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安い部類に入るということです。

料金の安いインプラント

 料金の安いことを売りにしたインプラント治療の宣伝をよく見かけます。時々10万円台で治療している歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるのにはインプラント素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカー・製造発注元を教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。

インプラントの料金が安い歯科医の安全性をチェック

  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。道具は滅菌バッグなどに入っているか
  • 治療室の衛生はよさそうか。手術室があれば尚よし
  • インプラント素材はどこのメーカーのものか
  • 歯科助手に手術をさせていないか
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
 また、インプラントの見える部分(歯の部分)の見かけを、自然なエナメル質の白い歯にするか、金属製の銀歯で我慢するかでも5万円程度の差があります。白い人工歯が当然入ると思ったら、安いなと思って治療を受けたら、直前の段階で銀歯だったなんてトラブルもありますで注意しましょう。

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インプラント認定医

 インプラント認定医とは、厚生労働省認可の特定の学会が認定した資格を指すため、公的資格としての認定医ではありません。
 ただ、問題の多い歯科医の場合は医師会から認定を取り消されることもあり、それなりの目安にはなります。

インプラント認定医とは言っても

 インプラント認定医とは言っても技術は歯科医によって大きな違いがあります。
 インプラント治療を行っている歯科医・医院はかなり少数派ですのでインプラント治療を受けたい場合は、自分で探さなければなりません。実際、地元にインプラント歯科医がいない患者は遠距離通院で治療を受けることになります。治療終了までには10回は行き来を繰り返すことになります。
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 しかし、ようやくインプラント治療を行っている歯科医に足を運んでも、「インプラントはできない」「インプラントはしないほうが良い」と言われることがあります。「前後に歯があればブリッジ」「奥歯がないなら義歯」をしましょうと勧められるかもしれません。
 そのような場合は、別の歯科医に足を運んで意見を聞いてみることも一つの手です。
 というのも、十分な骨のない人にインプラントできる技術を持った認定医、インプラントを埋めた後に、骨・歯肉の状態をコントロールすることが出来る技術を持った認定医など技術レベルの差があるからです。

 

インプラント認定医の選び方

 インプラント認定医の選び方としててっとり早いのは、より多くの患者さんを治療してきた実績のあるところを選べば間違いないでしょう。実績多いところでは、インプラントの本数や患者数で表している歯科医院もありますので参考にしてください。
 また、患者として信頼できそうな歯科医を選ぶ基準としては、経歴も判断材料のひとつです。 
 専門的な技術を習得してきた経歴をホームページなどでチェックしましょう。
 インプラント先進国への留学経験や大学病院の研修経験、歯科医師会や歯科学会での活動経験などがネット上のプロフィール欄に書いてあることが多いです。
 オッセオインテグレーテッド・インプラント本家である「ブローネマルクシステムの研修プログラムを終了」と書いてあればポイントも高いです。日本の歯科大学でも2000年を過ぎたころから、インプラント科も増えてきました。
 また、インプラント以外の歯を失った場合の治療方法である「入れ歯」「ブリッジ」の評判も大きな目安になります。歯科矯正が出来る歯科医も高い技術を持っています。
 その他にホームページでチェックしたい情報としては、感染防止のための専用の手術室があれば尚良いでしょう。感染対策に力をいれている歯科医院ならその部分のアピールもあるかもしれません。
 そして、なにより大切なのは実際に歯科医院に足を運んで、信頼できそうか自分の目で確かめることです。実際に見てみて、危険なものを感じたら逃げましょう(笑)。治療中に歯科医の信頼性に疑問を感じたら他の歯科医からセカンドオピニオンを聞いても良いでしょう。

 

評判の良いインプラント認定医比較材料

評判の良いインプラント認定医を自分で比較するための判断材料を挙げておきます。
  • 治療室の衛生はよさそうか。感染防止のための専用の手術室があれば尚よし
  • 待合室やトイレが綺麗だと、治療の衛生管理も力をいれている可能性は高い
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。手洗いの仕方、使い捨て道具の開封
  • 別の患者を診るたびに、手袋を替えたり、頻繁に洗ったりしているか
  • 滅菌対策について自分から説明する歯医者は、消毒滅菌を徹底してる
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • インプラント素材はどこのメーカー名、長さ、太さなど詳しく説明してるか
  • 患者の顎の骨の状態(神経・血管・上顎洞までの長さやリスク)を詳しく説明してるか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか。術前・術後の画像の説明を行っているか。より確実に事故を防ぐにはCT画像が効果的
  • 歯周病の対応、予防治療の充実、歯科矯正技術をもっていると得点は高い
  • 歯科衛生士はいるか(歯科医1に対して2が理想)。スタッフは医院の指示に素直にテキパキと応じているか。
  • 歯科医師の知識と技術が成熟するの40過ぎからというのが一般的
  • ホームページで経歴・研修や留学経験、学会の活動や認定など

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